TradersTrustは2009年から運営を続けている中堅海外FXブローカー。
同時期に運営を開始したXMが目立っていますが、こちらも一定の人気を維持し続けています。
早速TradersTrustに対する意見を述べると、「スペック度外視で、とにかく業者の信頼性と安全性を重視するならオススメ」です。
僭越ながら、私は今までそれなりに多くの海外FX業者を実際に使ったり、調べてきました。
その中でTradersTrustを「業者の信頼性/安全性」という側面で超える業者はありませんでしたね。
「海外FXは詐欺業者が多そう…!」
このような不安を抱えている海外FX初心者の方には、うってつけの業者だと思います。
100%TradersTrustでは詐欺は起こらないと断言しても良いです。
ただし取引環境の面では少しばかり物足りない業者でもあります。
私もはじめはTradersTrustの信頼性に惹かれて利用していましたが、今では取引していません。
例えばボーナスがない上にスプレッドは広かったり、ロスカット水準が高かったり。
最初は良いかもしれませんが、慣れてくるうちに不便に感じてくるでしょう。
ある程度FX取引に慣れている方は、「稼ぎを大きくする」という目的でTradersTrustを使う意味がないかなという気がします。
Contents
管理人が感じたTradersTrustの2大デメリット!稼ぎたい人には微妙?
冒頭でも述べましたが、前提としてTradersTrustはFXでも重要な取引環境が物足りないと思います。
- ボーナスなし&スプレッドが広め(取引コストが高い)
- ロスカット水準が高くてハイレバ取引しにくい
私も最初の頃はそこまで気になりませんでしたが、腕が上達してきて「もっと効率良く稼ぎたい!」と思うようになってからは急にTradersTrustが不便なものに見えてきました。
あくまで個人の意見ですが、業者は最低限の信頼性さえ担保できれば、取引環境の方にもっと力を入れてほしいですね。
>>先にTradersTrsutの良い部分を読みたい方はクリック<<
余談ですが、以前は現在用意されている口座タイプより優秀なものが用意されていました。
- 日本人向け低スプレッド口座
- ECN口座
しかし現在では、日本人向け低スプレッド口座とECN口座は廃止されてしまっています。
なぜ廃止になったのかわかりませんが…。
特にECN口座はTitanFXのZeroブレード口座やAxioryのナノスプレッド口座と張るくらいECN口座の中では優秀だったのに残念です。
これも私がTradersTrustに萎えてしまった理由の1つと言えますね。
ボーナスがない上にスプレッドが広め。取引コストが…。
TradersTrustではボーナスが一切ありません。
入金ボーナスも未入金ボーナスも、トレーディングボーナスも全部ないです。
まだここまでは良いんですよ。
ボーナスがない業者もたくさんありますからね。
ただボーナスがない優良業者のほとんどは、スプレッドを削ることで顧客還元する方法を取っています。
しかしTradersTrustのスプレッドを見てみると、お世辞にも「スプレッドが狭い!」とは言えません。
むしろボーナスを提供していない業者の中では、かなり広い部類に入ります。
TradersTrust (STP口座スタンダード) |
TitanFX (Zeroスタンダード口座) |
Axiory (スタンダード口座) |
XM (スタンダード口座) |
|
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 2.0pips | 1.33pips | 1.5pips | 1.8pips |
EUR/JPY | 3.2pips | 1.74pips | 1.7pips | 2.4pips |
GBP/JPY | 3.7pips | 2.45pips | 2.7pips | 3.8pips |
AUD/JPY | 3.5pips | 2.12pips | 2.1pips | 3.7pips |
EUR/USD | 1.8pips | 1.20pips | 1.3pips | 1.7pips |
GBP/USD | 2.2pips | 1.57pips | 1.9pips | 2.5pips |
AUD/USD | 2.3pips | 1.52pips | 2.1pips | 1.7pips |
(※)すべての業者が変動スプレッド制度を採用しているので、平均スプレッドの値を記載しています。
TradersTrustと同じくボーナスを提供していないTitanFXとAxioryと比較してみましたが、まぁ惨敗してますね。
1つとしてTradersTrustのほうが狭いスプレッドがないばかりか、平均して0.7pips以上の差を付けられています。
100%入金ボーナスや未入金ボーナス、トレーディングボーナスなどの豪華なボーナスを提供しているXMと比べても、ほとんどの通貨ペアで惨敗…。
こんな状況だと、TradersTrustのSTPスタンダード口座を選ぶ価値は皆無に等しいです。
STPプロ口座/STPプレミアム口座も取引コストが特別安いわけではない…。
STPプロ口座とSTPプレミアム口座は従来のマークアップ式(※)によるスプレッド制を採用していません。
※マークアップ式とはインターバンクから引っ張ってきたレートに、業者の取り分となる手数料を乗っけて表示すること。つまり私たちの目に見えている「スプレッド」とは、「インターバンクのレート+業者の手数料」の合計値です。
インターバンクの生のレートを表示して、それにプラスして手数料を取る形をとっています。ようするにECN方式と同じですね。
手数料が可視化されることで、業者が必要以上のマークアップをしてるんじゃないかという疑惑が晴れるわけです。
そのためTradersTrustのSTPプロ口座とSTPプレミアム口座も、表示されるレート自体は最小0.0pips~からとかなり狭いです。
しかし残念ながら、どちらも決して取引コストを安く抑えられる口座とはいえません。
この方式だとインターバンク直結のレートよりも、取引手数料のほうが大切です。
ECNと同じ方式を取っている以上、スプレッドが最小0.0pips~なのはどこも変わらないんですよ。
問題なのは業者が「手数料という名のマークアップをいくらに設定しているか?」です。
TradersTrustの手数料とその他の業者を比べてみました。
TradersTrust (STPプロ口座) |
TradersTrust (STPプレミアム口座) |
Axiory (ナノスプレッド口座) |
TitanFX (Zeroブレード口座) |
|
---|---|---|---|---|
取引手数料 (pips換算) |
往復1.2pips/lot | 往復0.8pips/lot | 往復0.6pips/lot | 往復0.7pips/lot |
最低入金額 | 約20万円 | 約50万円 | 約2万円 | 約2万円 |
(※)TradersTrustのSTPプロ/プレミアム口座ともに、ECNの方式で取引コストを算出するため、AxioryやTitanFXもECN口座を引き合いに出しました。
ご覧のように、AxioryやTitanFXよりも取引コストが高くついてしまいますよね。
その上最低入金額もAxioryやTitanFXは約2万円と、TradersTrustの口座と比べて段違いに安いです。
おそらくSTPプロ/プレミアム口座を開設しようと考えている人はスキャメインのトレーダーでしょうが、Axioryのナノスプレッド口座やTitanFXのZeroブレード口座を口座開設したほうが何倍もマシだと思います。
ロスカット水準が高すぎる。レバレッジ500倍を生かしにくい。
TradersTrustの最大レバレッジは500倍。
レバレッジだけの数値で見れば、十分です。
これでいて追証なしのゼロカットシステムも採用しているので、口座に入っている証拠金以上の損失は絶対に生まれません。
まさに鉄板のハイレバ取引環境…と言いたいところですが、問題なのがロスカット水準の高さ。
TradersTrustのロスカット水準は証拠金維持率50%以下と、かなり高めに設定されているんですよね。
私が紹介している海外FX業者だと、だいたい20%平均くらいです。
実際にロスカット水準50%以下がどれくらいきついのか計算してみました。
【ロスカット水準50%で1万円入金して取引する場合】
- 通貨ペア:ドル円100円
- スプレッド:2.0pips
- ロスカット水準:証拠金維持率50%以下
スプレッド(円換算) | ポジった直後の証拠金維持率 | ロスカットまで耐えれるpips数 | |
---|---|---|---|
レバレッジ500倍/5万通貨 | 1,000円 | 90%以下 | 8.0pips |
レバレッジ400倍/4万通貨 | 800円 | 92%以下 | 10.5pips |
レバレッジ100倍/1万通貨 | 200円 | 98%以下 | 48.0pips |
見ての通り、最大レバレッジの500倍だと8.0pipsしか耐えれない計算です。
まだ腕のない初心者のうちは8.0pipsでもすぐ狩られてしまうことが多いので、ハイレバに踏み切れなくなることも考えられます。
TradersTrustは信頼性と安全性だけは超一流。海外FXでもトップ。
なんといってもTradersTrsutの魅力は「信頼性と安全性」。
私が知る限りだと、数ある海外FX業者の中でも1番だと思います。
- 完全NDD業者(100%STP)
- 10を超えるライセンス
- 2万ユーロまでの信託保全
- 平日24時間の日本語サポート
とにかくトレーダーが信頼できる環境を整えています。
「スプレッドとか置いておいて、とにかく安心して取引に集中できる環境が欲しい!」という方には願ったり叶ったりでしょう。
完全NDD業者を明言!ディーラーの介入は一切なし!
TradersTrustは完全NDD業者(100%STP)であることを明言しています。
NDDでは取引にディーラーの介入がないので、インターバンクと直接取り引きすることになるんですね。
取引の透明性はバツグンで、スリッページ(不利約定)やリクオートが起こる心配もほぼありません。
私もちょろっとTradersTrustで取引していましたが、ストレスを感じることなく、サクサク約定しました。
実際に公式HPでも「99.9%の注文を0.4秒以内に執行」と記載しているのですが、それに嘘偽りなしと言える約定力だと思います。
圧倒的なライセンス数!その数は11。
TradersTrsutの信頼性を根底から支えているのが、圧倒的なライセンスの数。
なんと私が知る限りでは最多となる11個ものライセンスを取得しています。
この数は他の海外FX業者と比べて、ぶっちぎりで多いです。
ライセンス数 | |
---|---|
TradersTrust | 11 |
iFOREX | 3 |
LANDFX | 2 |
FBS | 2 |
IFCMarkets | 2 |
XM(※) | 1 |
TitanFX | 1 |
Axiory | 1 |
(※)XMは現在日本人が開設できるセーシェル法人は1つですが、キプロス法人ではCySEC(キプロス)/FCA(イギリス)を含む12のライセンスを取得しています。
ライセンスは各国の金融庁や銀行から「金融業者としての活動を認められた証」です。
持っていれば持っているほど、世界中から認められた金融業者ということ。
また当たり前ですが、各ライセンスはタダで取得できるわけではありません。
各国が定めた様々な基準を満たさなければ、ライセンスは取得できないんですよね。
つまりライセンスを取得していることは、その業者が様々な項目で一定以上の水準を満たしたということでもあります。
約260万円までの信託保全付き!万が一でも顧客資産は戻ってくる!
TradersTrustはCySEC(キプロス)のライセンスを取得しているため、ICF(投資家補償基金)への加入が義務付けられています。
そのため2万ユーロ(約260万円)までの信託保全がついているんですよね。
信託保全は入金額ではなく、口座残高ベースで補償されます。
つまり口座に入っている資産が260万円以下なら、TradersTrustが倒産しても全額返金されるということ。
余程の大口投資家やプロトレーダーでもない限り、口座に260万円も入っていることはないでしょうから、補償としては十分な金額でしょう。
もし心配なら「口座残高が260万円以上になったら出金する」習慣をつけておくと、より安心です。
平日24時間対応の日本語サポート!英語はできなくてもOK!
TradersTrustは日本語サポートがかなり充実しています。
その充実っぷりは海外FXでも1位、2位を争うほど。
- Eメール
- 電話
- ライブチャット
- FAX
これら全てが平日の24時間利用できます。
特に電話も24時間対応しているのはかなり珍しいですよね。
いつでも日本人スタッフと話せますし、他の業者のようにわざわざコールバックで申請する必要もありません。
海外FXに慣れていない初心者の方にとっては、かなり助かるサポート環境だと思います。
TradersTrustの電話は日本語対応しているのですが、最初だけ外国の方が出ます。
なので日本人スタッフと会話を希望する場合は、最初に「Japanese,Please.(ジャパニーズ,プリーズ)」とだけ伝えましょう。
すると日本人スタッフに電話を代わってくれます。
TradersTrustに対して管理人が思うこと。
ここまで読んでくれた方ならわかるでしょうが、信頼性と安全性だけはやたらと高いブローカーです。
海外FXに不安を持っている初心者の方も多数いるでしょうし、
- 海外FXへの抵抗・恐怖心をなくす
- 海外FXへ慣れる
という目的のために、一度口座開設して使ってみるのもアリといえばアリですね。
もちろん海外FX業者を選ぶ上で、信頼性や安全性を最重要視するなら文句なしで選ぶべき業者です。
ただ「稼ぎやすいかどうか」という取引環境を最重要視するなら、TradersTrustでは物足りなくなるのは間違いありません。
純粋な稼ぎやすさを重要視するのなら、TradersTrust以外の業者で口座開設するのが得策でしょう。
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