2009年の運営開始から現在まで7年にも渡って活動を続けている中堅海外FXブローカー「FBS」。
120ヶ国以上の国にサービスを展開している、海外では大人気の業者です。
最近はアジアベストブローカー賞を獲得し、日本人トレーダーからも注目を集めるようになりました。
まず管理人である私の意見を述べさせてもらうと、FBSは「ある程度海外FXに慣れた人にオススメしたい業者」です。
- 豪華なボーナスと低スプレッドの両立
- 海外FXでも未曾有の最大レバレッジ3,000倍×ゼロカットシステム
- 完全NDDで取引制限一切なし
- 全額信託保全付きで顧客資産の安全性は完ぺき
選択する口座タイプによるのですが、非常にカタログスペックは高いです。
最低でもサブ口座として開設する価値はあります。
※ちなみに管理人はサブ口座としてたまに利用しています。
ただしFBSは日本語サポートなど、まだまだ日本人トレーダーに対するサービスが整えられていません。
海外FXに慣れている方ならまだしも、初めての方には少し不便に感じてしまうでしょう。
未入金ボーナス目当てでとりあえず使ってみるのはアリですが、最初からメインとして使うならXMなどの別業者のほうがオススメです。
このあたりのデメリットも踏まえて、今回はFBSについて解説していこうと思います。
Contents
FBSは必要な取引環境を全口座タイプで整備済み。
詳しくは後述しますが、FBSには5つもの口座タイプが用意されています。
※ちなみに個人的に使う価値があるのはアンリミテッド口座とスタンダード口座のみ。
口座によってスプレッドやレバレッジ、最低入金額などの違いはありますが、最低限必要な要素は5つの口座とも全て兼ね揃えています。
ボーナスがすごい豪華。少ない資金でも問題なし!
FBSはとにかくボーナスが豪華な業者。
入金ボーナスや未入金ボーナスなどメジャーなものも提供しつつ、FBS独自のユニークなものまで提供しています。
中でも1番豪華なのは100%入金ボーナス。
FBSの入金ボーナスは初回と2回目の入金に適用されます。
最低入金額こそ5万円ですが、それ以上の入金なら最大200万円の入金まで資金が倍になるのは太っ腹ですね。
- 持てるポジションが増える
- ボーナス分ロスカットされづらくなる
FBSの豪華なボーナスは確実に取引の幅を広げてくれるものです。
追証なしのゼロカットシステム採用
海外FXおなじみのゼロカットシステムも、もちろん採用されています。
そのためFBSではどれだけ負けても、証拠金以上に負けることはありません。
ハイレバで借金を追う心配を一切する必要なく、積極的に取引に取り組むことができます。
国内FXのように何千万、何億という負債を抱えることはないので安心してくださいね。
NDD方式を採用。業者の呑み行為は一切ナシ!
FBSではディーラーの裁量が入らないクリーンな取引方式であるNDDを採用しています。
NDD方式では業者と顧客の利益が相反しないため、不利約定やリクオートが起こることはめったにありません。
実際に管理人もFBSで取引して、明らかにおかしな負け方をしたことはないですね。
直接インターバンクに注文が流れるので約定の速さも折り紙付き。
公式ページによると、すべての注文は0.3秒以内に約定するそうです。
ちなみに大体クリックした瞬間に約定しますし、0.3秒なんか私では反応できない速度なので、この数値が正確なのかはわかりません。
ただめっちゃ速いことだけはわかります。
⇒知らないと負け組!?FXのNDD方式とDD(OTC)方式の違い。
全額信託保全を採用!顧客資産は100%安全!
FBSでは珍しく全額信託保全を採用している業者です。
独自の信託スキームを持つとかなりコストがかかるので、全額信託保全のある海外FX業者はほとんどない中で、かなり手厚いサービスと言えるでしょう。
信託保全では業者の運営資金と顧客資産が完全にわけて保護されるので、仮に業者が倒産しても100%資産は戻ってきます。
安心して自分のお金を預けられるのはすごく魅力的ですよね。
このあたりはそもそも「業者を選ぶ上で前提になる」ところですので。
FBSでオススメの口座は2つのみ。その他は利用価値なし。
FBSでは5つもの口座タイプが用意されています。
- セント口座
- マイクロ口座
- スタンダード口座
- ゼロスプレッド口座
- アンリミテッド口座
一見5つも用意されているので、「FBSすごい!」となりがちですが、実は使う価値があるのは「アンリミテッド口座」と「スタンダード口座」の2つだけ。
その他の3つは使う価値がありません。
- アンリミテッド口座⇒ボーナスと低スプレッドを生かした大ロットでのスキャルピング用
- スタンダード口座⇒レバ3,000倍を活かした資金効率抜群のデイトレ用
もし2つの口座のうちどちらか一方のみを開設するなら、上記のように選択するのがオススメです。
アンリミテッド口座はスキャルピング向け!激狭スプで取引制限一切なし!
管理人がFBSの中で愛用しているのが、アンリミテッド口座です。
FBSで口座開設しようと考えているなら、この口座を開設しておくのがオススメです。
- 豪華なボーナスとスプレッドの狭さを両立!
- 123$ボーナス口座を開設するだけで、未入金で約14,000円分のボーナスが受け取れる
- 取引制限一切なし!大ロットでのスキャルピングし放題!
なんといっても1番の魅力は豪華なボーナスとスプレッドの狭さが両立しているところ。
基本的にボーナスとスプレッドの狭さが共存している業者はありません。
どちらか一方で顧客還元しているところがほとんどです。
しかしFBSでは100%入金ボーナスも提供しながら、スプレッドもかなり狭くしているんですね。
ボーナスで資金をガッツリ増やした後、思う存分にハイレバスキャしまくれます。
少額投資しかできないけど、大ロットでスキャルピングしたいトレーダーには最高の環境でしょう。
また最大レバ500倍×追証なしの環境で、取引制限もありません。
証拠金以上に損することもないですし、安心して取引に取り組めますね。
約定力に関してもECN方式を採用しているので、市場の流動性がある時間帯ならサクサク約定します。
私が使ってみた感じだと、特別に注文料が多くなるニュースタイム時(雇用統計や要人発言時)以外では、スリッページやリクオートは起こりませんでした。
アンリミテッド口座のスプレッドはどれくらい狭い?
それでは実際にアンリミテッド口座のスプレッドはどれくらい狭いのか?
FBSと同じく100%入金ボーナスを提供している他業者と比較してみました。
アンリミテッド口座 (FBS) |
スタンダード口座 (XM) |
iFOREX | |
---|---|---|---|
USD/JPY | 1.1pips | 1.8pips | 1.8pips |
EUR/JPY | 2.3pips | 2.4pips | 1.8pips |
GBP/JPY | 2.8pips | 5.0pips | 5.0pips |
AUD/JPY | 2.0pips | 5.0pips | 5.0pips |
EUR/USD | 1.1pips | 1.8pips | 1.8pips |
GBP/USD | 1.9pips | 3.0pips | 3.0pips |
AUD/USD | 2.0pips | 3.0pips | 3.0pips |
ご覧のようにかなり狭いスプレッド値を提供しているのがわかりますよね。
100%ボーナスアリでこのスプレッド水準は破格です。
ボーナスもスプレッドも両方高水準の業者を利用したいなら、FBSのアンリミテッド口座一択だと思います。
ボーナスのことを考えずに、「スプレッドの狭さ」のみを追求するならFBSのアンリミテッド口座より優れた業者はあります。
例えばTitanFXやAxioryなどはより狭いスプレッドを提供しています。
※TitanFXやAxioryはスプレッド還元に特化した業者。
そのためボーナスが必要ないほど十分な資金を持っている方は、スプレッドだけに注目して口座を選んでみるのがオススメです。
あくまでもアンリミテッド口座はスプレッドの狭さとボーナスどちらもほしい方向けですからね。
まずは123$ボーナス口座から開設するのがオススメ!
アンリミテッド口座を利用するなら、絶対に123$ボーナス口座で開設するのがオススメです。
123$ボーナス口座は口座開設するだけで、約14,000円の未入金ボーナスが受け取れる口座。
その他のスペックはアンリミテッド口座と全く同じです。
つまり「1円も自分のお金を使わずにアンリミテッド口座の使い心地を試せる」ということ。
アンリミテッド口座の最低入金額は5万円ですが、とりあえず入金しなくてもOKです。
普通にアンリミテッド口座を開設してしまうと、未入金ボーナスは受け取れないので注意してくださいね。
必ず123$ボーナス口座を開設する必要があります。
FBSの他に未入金ボーナスを提供している業者はXMがあります。
しかしそのXMですら、受け取れる未入金ボーナスは3,000円。
FBSの14,000円は未入金ボーナスの中では「破格」レベルで高いんですね。
スタンダード口座はデイトレ向け!レバ3,000倍で一発を狙うべし。
スタンダード口座も取引スタイルによってはオススメできる口座です。
特徴はなんといっても最大3,000倍にもなるレバレッジ。
私が知る限り、これ以上に高いレバレッジを誇る業者は存在しません。
もちろん資金効率も抜群で、少額投資しかできなくても、大きなポジションで取引できます。
入金ボーナスがあることも効率の良さに拍車をかけていますね。
スタンダード口座の運用方法ですが、やはりレバレッジ3,000倍を活かした一攫千金狙いの超ギャンブルトレードがおすすめ。
もちろんレバレッジ1,000倍以上となると、ロスカットされやすくなりますが、それだけ利益率も高くなります。
せっかくなので継続して取引する口座よりは、いざというときの一発狙いで使ったほうが良いですね。
スキャルピングするならスプレッドが狭い他業者やアンリミテッド口座を使ったほうが良いです。
【レバレッジ別!1万円入金して取引する場合】
- 通貨ペア:ドル円100円
- スプレッド:2.0pips
- ロスカット水準:20%以下
スプレッド(円換算) | 証拠金維持率(ポジった直後) | ロスカットまで耐えれるpips数 | |
---|---|---|---|
レバレッジ3,000倍/ | 6,000円 | 40%以下 | 0.67pips |
レバレッジ2,000倍/20万通貨 | 4,000円 | 60%以下 | 2.0pips |
レバレッジ1,000倍/10万通貨 | 2,000円 | 80%以下 | 6.0pips |
レバレッジ800倍/8万通貨 | 1,600円 | 84%以下 | 8.0pips |
レバレッジ400倍/4万通貨 | 800円 | 92%以下 | 18.0pips |
見ての通り、レバレッジが高くなるほどロスカットまで近くなります。
- レバレッジ3,000倍:5.33pipsの利幅を抜けば資金が2倍
- レバレッジ2,000倍:7pipsの利幅を抜けば資金が2倍
- レバレッジ1,000倍:12pipsの利幅を抜けば資金が2倍
ただし、レバレッジが高いほど目標となる利幅も少なくなります。
リスク管理との兼ね合いもあるので難しいところですが、1,000倍くらいのレバレッジなら勝負をしかけても大丈夫かと思います。
セント/マイクロ/ゼロスプレッド口座を使う価値がない理由
セント口座はガチ初心者向け!日本人の初心者には向かない。。。
セント口座はスペックだけ見ると、そこまで悪いわけではありません。
むしろ「初めての海外FXの小手試し用」と割り切って使うのであれば、優秀なほうです。
- 最低入金額は1$~(約100円)
- 最小取引サイズは10通貨~
- 最大レバレッジ1,000倍
入金額もたったの100円、10通貨から取引OKなので、本当に子どものお遊び感覚で海外FXに触れることができます。
ただそれほどの初心者であれば、海外FXというよりFXそのものに慣れていませんよね。
後述しますがFBSは日本語サポートがかなり不十分なので、よほど英語ができる人でないと戸惑うことも多くなってしまうでしょう。
またスプレッドもドル円平均2.0pipsほどと、少し広めに設定されています。
スキャルピングにも全然適していません。
外国人トレーダーならまだしも、日本人の超初心者が使う口座ではないと思いますよ。
マイクロ口座はスプレッド広すぎ。完全にスタンダード口座の劣化版。
マイクロ口座はいくらなんでもスプレッドが広すぎ。
スプレッドが広いと言われる海外FXの中でも「広い」と感じるほどです。
マイクロ口座と同じく固定スプレッドを採用しているiFOREXと比較してみました。
FBSマイクロ口座 | iFOREX | |
---|---|---|
USD/JPY | 3.0pips | 1.8pips |
EUR/JPY | 4.0pips | 1.8pips |
GBP/JPY | 7.0pips | 5.0pips |
AUD/JPY | 10.0pips | 5.0pips |
EUR/USD | 3.0pips | 1.8pips |
GBP/USD | 3.0pips | 3.0pips |
AUD/USD | 3.0pips | 3.0pips |
ご覧のようにスプが広いと言われるiFOREXよりも、ほとんどの主要通貨ペアでマイクロ口座のほうが広いです。
名前こそマイクロ口座ですが、スプレッドは完全にマクロと言えますね。
たったの入金額5$(約500円)で最大レバ3,000倍を味わえるのは魅力的ですが、それ止まり。
それ以上の魅力は何もありません。
そもそも1万円以下の入金ではスプレッドが広すぎて、ろくにハイレバも生かせないので意味がないです。
3,000倍のレバレッジをかければ、スプレッドだけで9,000円になりますから。
だったら1万円以上入金して、マイクロ口座よりも平均して1.0pipsほどスプが狭いスタンダード口座を利用したほうが良いでしょう。
ゼロスプレッド口座は名ばかり。取引コスト激高です。
名前だけはすごいのがゼロスプレッド口座。
私も初めて見たときは「スプレッドがゼロ!?すごい!」と思ったものです。
しかし蓋を開けてみると、まったく使う価値はありませんでした。
というのも、確かにスプレッドは0.0pipsなのですが、取引手数料が3.0pips/lotかかってしまうんですよね。
これではどの通貨ペアでもスプレッドが3.0pipsなのと一緒です。
さすがに確定で取引コストが3.0pipsかかるのは、デイトレでも許容できません。
個人的には1番使う価値の無い口座でした。
FBSのデメリット。日本人には使いづらい部分も。。。
FBSは日本人トレーダーにとって少々使いづらい部分があります。
- 日本語サポートがぜんぜん整えられていない
- 円口座がないので、ドル/ユーロ口座を使う必要がある
- 入出金が海外送金のみ
このあたりの不便さを許容できない方は、FBSの利用を少し考えてみたほうが良いかもしれません。
日本語対応は「実質」ナシ!英語でのやりとりが基本。
困ったことにFBSでは、ほとんどが日本語対応されていません。
- 電話
- Eメール
- ライブチャット
上記3つがFBSのサポートに連絡する方法ですが、いずれも英語でのやりとりになります。
最低限でも英語が読める方でないと、FBSのサポートを利用するのは難しいですね。
※一応ライブチャットは日本語対応されているようですが、管理人が見た限りいつもメンテ中です。
また公式HPは一応グーグル翻訳レベルの日本語に対応してあります。
かなり不自然な日本語なので、違和感を感じるとは思いますが…。
円口座ナシ!ドルorユーロ口座に慣れる必要がある
FBSは円口座に対応しておらず、ドルかユーロ口座を使わなければなりません。
円で入金したとしても、勝手にドルかユーロに両替されてしまいます。
円で管理できない面倒臭さも当然ありますが、さらにドル/ユーロ口座だと以下の2つも厄介な要素になるので覚えておきましょう。
- 入出金で為替相場の影響を受ける
- 円⇒ドル/ユーロへの為替手数料が発生する
まず円をドルかユーロに変えるわけなので、その時の為替によって損得が生まれます。
【1万円をドル口座に入金する場合】
・1ドル120円のとき
10,000円をドルに両替すると、約83ドルが口座に反映されます。
・1ドル100円のとき
10,000円をドルに両替すると、100ドルが口座に反映されます。
ドルに両替するわけなので、円高のときに入金したほうがお得になります。
つまり入金するタイミングによっては、いきなり資産が減ってしまうことだってあるわけです。
FBSに入金する時は、ある程度その時の為替に注目しておきましょう。
また異なる通貨の両替には、為替手数料が発生します。
実際に口座に反映される金額は、為替手数料が差し引かれた後の金額なので、入金した時点でわずかに資金が減ってしまうんですね。
為替手数料はそこまで大きな金額ではないですが、嫌なもんは嫌です。
管理人としても、できるだけ早めに円口座に対応してくれないかなと常々思っています。
国内銀行送金に非対応!入出金は海外銀行送金のみ。
FBSは国内銀行送金による入出金に対応していません。
そのため対応クレジットカードを持っていない方や、クレカ入金に抵抗がある方は、海外銀行送金で入金する他ありません。
- 毎回2,500円の手数料がかかる(※)
- 口座に反映されるまで2~5営業日かかる
(※)FBSに支払う手数料ではなく、中継先の受取銀行に支払う手数料です。
海外銀行送金は上記のデメリットがあるので、管理人はオススメしていません。
最近ではほとんどの海外FX業者が国内銀行送金に対応しているので、入出金面での取り回しの悪さを感じますね。
【クレジットカード入出金に対応開始!】
とうとうFBSがクレジットカードでの入出金に対応しました!
- 入金手数料はFBS負担でトレーダー無料
- 出金手数料は1$
今更感がないこともありませんが、かなり便利になったのは間違いありません。
海外銀行送金とよくわからない電子決済サービスしか使えなかったのは、FBSの大きな弱みでしたからね。
利用を考えていた方の前に立ちはだかっていたハードルが、すこし低くなったといえます。
FBSに対して管理人が思うこと
FBSは確かに日本語サポートなどの面で不便なことは間違いありません。
はじめて海外FXに挑戦しようとする方にとっては、なかなか難しい環境でしょう。
しかしある程度海外FXに慣れている方なら話は別。
口座開設を検討する価値は大いにあると思います。
- アンリミテッド口座:豪華なボーナスと狭いスプレッドでスキャルピングする
- スタンダード口座:レバレッジ3,000倍を生かして一攫千金を狙う
メイン口座になるほどではありませんが、サブ口座として使うには十分すぎるスペックです。
「気が向いたときに使う用」として私もたまーに使っています。
FBSの会社情報
正式名称 | Finance Brokerage Service Inc. |
---|---|
所在地 | ベリーズ |
ライセンス | IFSC(ベリーズ)/CRFIN(ロシア) |
事業開始 | 2009年 |
資本金 | 不明 |
コメントを残す