本記事ではXMのゼロ口座について徹底解説しています。
「XMのゼロ口座ってスキャルピングに使えるの?」
「取引手数料の仕組みがよくわからない…」
「スタンダード口座やマイクロ口座と比べてどうなの?」
とXMゼロ口座に疑問を抱えている方は参考にしてください。
(※)管理人によるXMの詳細レビューはこちら
XMゼロ口座の9つの特徴
取引方式はECN方式を採用している
XMゼロ口座は”ECN方式”という取引方式を採用しています。
一言でいうとECN方式は”オークション形式“の取引形態のこと。
世界中のトレーダー・金融機関と直接注文をぶつけ合い、自分が希望するベストな価格で取引できます。
業者はあくまでもオークションの場を提供しているだけなので、取引に関わることはありません。
ただし場代として、スプレッドとは別途の取引手数料が徴収されます。
またお互いの注文をぶつけ合う形になるので、リクオートもなく公平性の高い取引ができるのもポイントです。
- 世界中のトレーダー・LPから直接ベストなスプレッドを引っ張れる(0.0pips~も)
- スプレッドとは別に取引手数料がかかる
- リクオート一切なしの公平性の高い取引ができる
スプレッドがめちゃくちゃ狭い!ドル円平均0.1pips~
ECN方式のゼロ口座ではインターバンクから生のスプレッドを直接引っ張れるので、スプレッドが限りなく狭くなります。
以下はゼロ口座とスタンダード・マイクロ口座とのスプレッド比較です。
ゼロ口座 | スタンダード口座・マイクロ口座 | |
---|---|---|
USD/JPY | 0.1pips | 1.6pips |
EUR/JPY | 0.6pips | 2.6pips |
GBP/JPY | 1.1pips | 3.5pips |
AUD/JPY | 0.8pips | 3.0pips |
EUR/USD | 0.1pips | 1.6pips |
GBP/USD | 0.4pips | 2.3pips |
AUD/USD | 0.3pips | 1.8pips |
見ての通り、スタンダード口座・マイクロ口座と比べると、比較にならないほど狭いスプレッドを提供しているのがわかります。
このスプレッドの狭さは多数のトレーダー・LPを抱えているXMだからこそ。
常に取引の流動性が高いレベルで確保されているので、トレーダーにとってもべストプライスで取引できます。
スプレッドとは別口で取引手数料1.0pipsが乗っかる
ゼロ口座はECN方式を採用しているので、スプレッドとは別口で”取引手数料がかかってきます。
そのためゼロ口座では「スプレッド+取引手数料」の合計値が、実質の取引コストになるので覚えておきましょう。
XMの取引手数料は往復1.0pips。
取引手数料を上述したスプレッドに追加した数値が以下です。
ゼロ口座 | スタンダード口座・マイクロ口座 | |
---|---|---|
取引手数料 | 往復1.0pips | 無料 |
USD/JPY | 1.1pips | 1.6pips |
EUR/JPY | 1.6pips | 2.6pips |
GBP/JPY | 2.1pips | 3.5pips |
AUD/JPY | 1.8pips | 3.0pips |
EUR/USD | 1.1pips | 1.6pips |
GBP/USD | 1.4pips | 2.3pips |
AUD/USD | 1.3pips | 1.8pips |
「結局ゼロ口座も別で手数料かかるなら、スタンダード口座とあまり変わらないのでは…?」
と思った方もいるでしょうが、ご覧の通り、手数料を踏まえてもスタンダード口座・マイクロ口座よりゼロ口座のほうが取引トータルコストは安くなります。
もしXMでスキャルピングするのであれば、断然ゼロ口座がオススメです。
手数料が公開されているため透明性が高い
手数料が公開されていることで、取引の透明性自体も高くなっています。
というのも、
- STP方式⇒すでに業者のマークアップがスプレッドに上乗せされている
- ECN方式⇒生のスプレッドに追加で別途取引手数料がかかる
という仕組み上、STP方式は業者がいくらマークアップを乗せているかわからない、ECNは業者のマークアップがいくらか明確という違いがあるからです。
業者にいくら取られているのかがわかるECNは極めてクリーンな取引方式といえるでしょう。
最大レバレッジ500倍×追証なし
XMゼロ口座の最大レバレッジは500倍。
国内FXの20分の1の証拠金さえあれば、国内FXと同等の取引ができます。
「FXに使えるのは毎月1万円だけ」というような少額入金のトレーダーでも、資金効率よく取引していけるのがポイントです。
またXMゼロ口座はゼロカットシステムを採用しているので”追証なし”。
スイスフランショック・リーマンショックのような有事で、口座残高がマイナスまで吹っ飛んでしまっても、マイナス分を追加入金する必要はありません。
マイナス分はXMが肩代わりしてくれます。
つまり”最大損失は入金額まで“というリスクが限定された環境で、アクティブにハイレバトレードができます。
約定力が高くサクサク決済できる
XMゼロ口座は約定力もかなり高水準。
管理人の体感になりますが、通常の取引(※)をしていて大きなスリップや約定拒否(リクオート)は起きたことがありません。
決済ボタンをクリックした瞬間に、サクサク約定するイメージです。
(※)通常の取引と表現した理由
ここでいう通常の取引は、雇用統計発表時や要人発言など、取引の流動性が著しく高まる時間帯を除いた取引のこと。
雇用統計発表時や要人発言のタイミングでは、さすがに約定力は落ちます。
(XMに限らずどこの業者でもそうです)
大きなスリップを避けるなら、明らかに取引の流動性が高まりすぎているタイミングの取引は避けましょう。
口座開設ボーナス3,000円がもらえるので無料お試しOK
XMゼロ口座は口座開設だけで、口座開設ボーナス(未入金ボーナス)3,000円が受け取れます。
まずはこの3,000円を利用して、無料でゼロ口座の使い心地を試せます。
3,000円をそのまま出金することはできませんが、取引で出した利益は出金OK。
「ECN口座を使うのがそもそも初めて」
「まずはXMゼロ口座の使い心地を試したい」
という方は口座開設ボーナスを使ってみましょう。
入金ボーナス・XMロイヤルティプログラムは適用外
XMには口座開設ボーナスの他にも、
- 入金ボーナス(100%入金ボーナス・20%入金ボーナス)
- XMロイヤルティプログラム(トレードボーナス9
の2つが用意されています。
しかしこの2つはスタンダード口座+マイクロ口座のみの適用で、ゼロ口座は対象外。
ゼロ口座を利用する場合は、口座開設ボーナスを除き”完全自己資金“で運用していかなければなりません。
あまり自己資金を用意できないトレーダーは、最初スタンダード・マイクロ口座でボーナスを利用しながら自己資金を増やしてゼロ口座にスイッチするのもありかと思います。
無料VPSを借りれるのでEA・自動売買し放題
XMゼロ口座は以下の条件を満たせば、無料VPS(仮想サーバー)を利用できます。
- 毎月の口座残高が5,000$(50万円)以上ある
- 月間で5lot(50万通貨)の取引をする
無料VPSを利用できれば、24時間ぶっ続けでMT4やEAを起動して取引をぶん回せます。
またPCの消耗を押さえたり、電気代を節約できるのもメリットです。
もし条件を満たせない場合でも、毎月30$(3,000円)を支払えばVPSを借りれます。
利用料は毎月MT4の残高から自動で差し引かれるため、特別な支払い手続きを踏む必要はありません。
最低入金額が1万円から。ECN口座としてはかなり安めの設定
XMゼロ口座の最低入金額は10,000円から。
ECN口座は高めの初回最低入金額を設定されていることが多いのですが、その中でも1万円は安めの設定です。
FX業者/口座名 | 初回最低入金額 |
---|---|
XM ゼロ口座 | 10,000円 |
TitanFX zeroブレード口座 | 20,000円 |
Axiory ナノスプレッド口座 | 20,000円 |
Tradeview ECN口座 | 100,000円 |
別に1~2万円程度の差を気にしない方なら関係ないが、副業でお小遣い程度の金額から始めたい方にとっては嬉しい入金額設定だと思う。
取扱FX通貨ペア数は56種類と豊富
XMゼロ口座で取引できる通貨ペア数は全56種。
USD/JPY、EUR/USDをはじめとしたメジャー通貨ペアはもちろん、南アフリカランドやトルコリラなど値動きの激しいマイナー通貨ペアまで多数揃えられています。
CFD取引には対応していない
XMゼロ口座は日経225や原油などのCFD取引には対応していません。
もしCFD取引にも興味があるなら、XMのスタンダード・マイクロ口座か、その他の業者を選びましょう。
XMゼロ口座は競合他社と比較して利用価値があるのか?
XMゼロ口座について解説してきましたが、結局のところ重要になってくるのは、
「他の競合他社のECN口座と比較して利用価値があるのか?」
というところでしょう。
結論から言うと以下になります。
●取引コストの低さを重要視している
⇒TitanFXやAxioryなど他業者のECN口座がオススメ
●ECN口座のお試しとして使いたい
⇒XMゼロ口座の利用価値が高い
XMゼロ口座は取引コストで見れば最優秀というわけではない
XM内で見ればズバ抜けて取引コストの安いゼロ口座ですが、他業者まで比較の手を伸ばすと特別優秀ではありません。
以下はECN口座の中でも優秀なTitanFXのzeroブレード口座と、Axioryのナノスプレッド口座との取引コスト比較です。
XM ゼロ口座 |
TitanFX zeroブレード口座 |
Axiory ナノスプレッド口座 |
|
---|---|---|---|
取引手数料 | 往復1.0pips | 往復7.0pips | 往復0.6pips |
USD/JPY | 1.1pips (0.1pips) |
1.03pips (0.33pips) |
1.1pips (0.5pips) |
EUR/JPY | 1.6pips (0.6pips) |
1.44pips (0.74pips) |
1.3pips (0.7pips) |
GBP/JPY | 2.1pips (1.1pips) |
2.15pips (1.45pips) |
2.3pips (1.7pips) |
AUD/JPY | 1.8pips (0.8pips) |
1.82pips (1.12pips) |
1.5pips (0.9pips) |
EUR/USD | 1.1pips (0.1pips) |
0.9pips (0.2pips) |
0.9pips (0.3pips) |
GBP/USD | 1.4pips (0.4pips) |
1.27pips (0.57pips) |
1.5pips (0.9pips) |
AUD/USD | 1.3pips (0.3pips) |
1.22pips (0.52pips) |
1.2pips (0.6pips) |
(※)表には「スプレッド+取引手数料」の値を記載。スプレッドのみの数値は()内に記載。
XMゼロ口座はインターバンクから引っ張ってくるスプレッドこそ1番狭い数値なものの、取引手数料の高さがネック。
手数料を加味した取引コストでは、TitanFXのzeroブレード口座やAxioryのナノスプレッド口座に後れを取っています。
1日数十回・数百回の取引を繰り返すスキャルピングトレーダーにとって、この取引コストの高さは死活問題。
取引コストを重要視するなら、XMゼロ口座は選択肢から外れてきます。
取引コストを最重要視して業者を選ぶなら、『【全15業者】海外FXスプレッド比較ランキング!1番狭い業者はどこだ!?』を参考にしてください。
(※)今回XMゼロ口座と比較した海外FX業者レビューはこちら
●TitanFX
⇒TitanFX(タイタンFX)の評判!Pepperstoneと7項目で比較してわかった魅力。
●Axiory
⇒Axiory(アキシオリー)の評判!強み・弱みに関する10の考察。
お試し用として使うのであればXMゼロ口座はとっつきやすい
XMゼロ口座はECN口座の入門用としてはかなりとっつきやすい口座です。
- レバ500倍×追証なし
- 最低入金額10,000円~
- 口座開設ボーナス3,000円あり
ECN口座は他の業者でも用意されていますが、最低入金額の安さ、未入金ボーナスがあることを考えると、XMゼロ口座が1番取引ハードルは低め。
すでにゴリゴリECN口座を運用している人にはさほど利用価値はありませんが、ECN初心者の方は小手試しに利用してみるのも良いでしょう。
XMゼロ口座の詳細情報
口座通貨 | JPY,USD,EUR |
---|---|
最大レバレッジ | 500倍 |
追証 | なし(ゼロカットシステム) |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
スプレッド | ドル円平均0.1pips |
取引手数料 | 往復1.0pips |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
約定力 | かなり速い |
最低入金額 | 10,000円 |
取扱FX通貨ペア数 | 56種 |
CFD取引 | 不可 |
ロスカットレベル | 証拠金維持率20%以下 |
ボーナス | 口座開設ボーナス3,000円 |
両建て | 可能 |
(※)ゼロ口座だけでなく、スタンダード・マイクロ口座のスペックも知りたい方へ『XM(XMTrading)の評判!管理人が「使ったからこそわかること」を伝えます。』ではゼロ口座だけでなく、スタンダード口座・マイクロ口座の詳細についてもレビューしています。
スタンダード・マイクロの利用も視野に入れている方は参考にしてください。
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