海外FXは信託保全なし・分別管理のみで危険!?口座資金を守る秘訣を伝授します。

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あの世界的に有名なアルパリUKが破綻したのをご存知ですか?

FXトレーダーなら誰もがガクブルだった2015年のスイスフランショック。
トレーダーに発生した多額の追証を帳消しにするためにゼロカットを執行したアルパリUKは、財政難に陥り破綻しました。

アルパリUKは世界的にも超有名なFX業者だったので、衝撃を受けた方もたくさんいるでしょう。

 

この時に利用者の間で問題になったのが「自分の口座の資金は安全なのか?」ということでした。
倒産してしまったので「口座の資金が返金されないんじゃ…」と不安になったトレーダーがたくさんいたんです。

結論から言うと、トレーダーの口座資金は全額返金されました。
※もちろん保有していたポジションは全決済されたので、そこでマイナスを被った方もいましたが…。

その秘密が「信託保全」です。

今回は自分の資産の安全性を確立するために不可欠な海外FXの資産管理方法「信託保全と分別管理」について解説していきます。

信託保全と分別管理の違いってなに?

「信託保全と分別管理ってそこまで変わらないんじゃないの?」と思っている方もいるかもしれませんが、180度違います。

2つを一言で表すなら、以下のような感じになります。

信託保全と分別管理の違い
  • 信託保全誓約書ありの法的な約束
  • 分別管理口約束

まったくもって信頼性が違うことがわかりますよね。

信託保全では業者の意図に関係なく顧客資産は全額返金されます。

しかし分別管理だと、顧客資産が返ってくるかどうかは業者次第です。

信託保全とは

信託保全の仕組み

信託保全は「業者の運営資金と顧客の取引資金(口座残高)が、完全にわけて管理される」仕組みです。

  • A口座:運営資金
  • 信託銀行口座:顧客資金

信託保全でも運営資金と顧客の取引資金をわけて管理するのは同じ。
ただ分別管理とは、管理方法がまったく異なります。

運営資金はもちろんFX業者が自分たちの銀行口座で管理します。

しかし顧客資産は外部の信託銀行口座に預け入れられて管理されるんですね。
それを管理しているのも、「信託管理人」と呼ばれる外部監査。

定期的に外部監査が「しっかり顧客資産は管理されているか?流用などはしていないか?」をチェックしてくれるので、信頼性もバツグンです。

 

また分別管理と違って、信託銀行の口座はFX業者の名義ではありませんし、完全に独立した口座です。

つまりFX業者が倒産しても、顧客資金が預けられている信託銀行口座は差し押さえられないということ。
外部監査の手によって100%返金されます。

分別管理とは

分別管理の仕組み

分別管理は「一応、業者の運営資金と顧客の取引資金をわけて管理する」仕組みです。

  • A口座:運営資金
  • B口座:顧客の取引資金

分別管理では上記のように、「FX業者が」運営資金と顧客の取引資金を別々の口座で管理します。
一見すると、安心なように感じる方もいるでしょう。

しかし、結局どちらの口座も管理しているのは「FX業者」なんです。
A口座とB口座、両方とも名義は海外FX業者になっています。

管理しているところが同じなら、A口座だろうとB口座だろうと、使おうと思えば好きなように使えますよね。
顧客の取引資金を流用・持ち逃げすることだってできるわけです。

また仮にFX業者が倒産したとしましょう。

倒産した場合、FX業者の資産はすべて差し押さえられて、債務の返済に回されることになります。
もちろん顧客の資産が預け入れられているB口座もFX業者の名義なので、差し押さえの対象です。

ただの分別管理では、業者が倒産した場合に資産が返ってこない可能性があることに注意してください。
※もちろん顧客資産を使わなくても債務返済ができる場合は、顧客資産は返ってくることがあります。

原則、海外FXは分別管理のみ!信託保全なし!

分別管理と信託保全のスキームですが、どう考えても信託保全のほうが顧客にとっては嬉しいですよね。

しかし残念なことに、海外FXは原則として信託保全がありません
今では世界中で3,000を超える海外FX業者が存在しますが、ほとんどの業者が分別管理のみで済ませている状況です。

ただし中には例外的に信託保全や一定額までの補償のある海外FX業者もあります

>>信託保全・補償ありの海外FX業者を知りたい方はこちら<<

なぜ海外FXには信託保全がないのか?

海外FXに信託保全がない理由はめちゃくちゃ単純です。

  1. そもそも義務付けられていない
  2. 信託保全のスキームを持つにはコストがかかりすぎる
  3. 取引環境の整備や金融ライセンスの取得を優先している

管理人の予想が入っている部分もありますが、おそらく上の3つで間違いないと思います。

理由1:海外FXでは信託保全が義務付けられていない

そもそもの話なのですが、海外FX業者には信託保全が義務付けられていません。

「信託保全しても良いし、しなくても良いよー」という決まりになっているんです。
だから信託保全じゃなくて、分別管理で済ませている業者も多いんですよね。

信託保全の仕組みをわざわざ整えるのがめんどくさいのでしょう。

ちなみに国内FXは信託保全が義務付けられているので、すべての業者で信託保全の仕組みが整えられています。

理由2:信託保全の仕組みをつくるには多額のお金がかかる

信託保全をつけるとなると、当然お金がかかります。

信託保全の仕組みを整えるための人件費もそうですし、外部監査と契約するお金も発生します。
そうそうポンポンつくれるわけじゃないんですよ。

理由3とも関わってくるのですが、お金がかかりすぎるので信託保全に足踏みしている業者が多いのも事実です。

理由3:取引環境の整備やライセンスの取得にお金を費やしている

海外FXは信託保全まで回すお金がない

海外FXは国内FXよりもはるかに取引環境が整えられているんですよね。
私も元々国内FXトレーダーでしたが、明らかに国内FXより海外FXのほうがストレスなく取引できています。

  • 高い約定力を実現するためのサーバーインフラ関連
  • 証拠金が2倍に増えるほどのボーナス
  • 口座残高がマイナスになるのを防ぐゼロカットシステム

どれもこれもかなりお金がかかることです。

特にゼロカットシステムは顧客の借金を肩代わりするとも言えるシステム。
一度でもスイスフランショックのようなことが起こると、とんでもないほどの資金が必要となります。
※実際にアルパリUKはスイスフランの時に破綻していますしね…。

これだけの取引環境を維持するためにお金を投資していることを考えると、さらに信託保全の仕組みをつくるためにお金をかけるのは難しいでしょう。

海外FXvs国内FX!どっちが良いのか10項目で徹底比較してみた!

 

また海外FX業者は世界中でサービス展開するために、様々な金融ライセンスを取得しています。

※ライセンスとはその国の金融庁が発行するもの。ライセンスを持っている=その国から認められている真っ当な金融業者ということになります。

金融ライセンスを取得するにも、当然お金がかかります。
各ライセンスごとに取得条件が決まっていて、その条件をクリアするためにもお金をかけて仕組みを整えなければなりません。

ようするに、海外FX業者は信託保全以外の部分に代わりにお金を割いているということです。

海外FXで資産の安全を確保する方法

ここまで見ると「じゃあ海外FXをやるなら自分の資産の安全性は捨てなきゃいけないの?」と思うかもしれません。

しかし散々脅すようなことを言っておいてなんですが、そういうわけではないんですよ。

海外FXでも資産の安全性を確保した上で、快適にFXを楽しむことができます
実際に私も安心しながら楽しんでますからね。

金融ライセンスを取得していることは大前提!

安心できる海外FX業者を選ぶ上で「金融ライセンスを取得している」ことは大前提です。

そもそも金融ライセンスを取得していないところは、信頼できる金融業者としてどこの国からも認められていないことになります。

規制に縛られないので好き勝手やれちゃうんですよね。
分別管理すらしていなくても不思議ではありません。

資産の安全性を確保するなら、無登録業者は絶対に避けておいたほうが良いでしょう。
私も1つ以上ライセンスを保持している業者のみ使っています。

信託保全のある海外FX業者を選ぶのがベスト!

信託保全のある海外FX業者

海外FXでは原則として分別管理のみと言いましたが、例外もあります。

本当にごく一部ですが「信託保全を提供している海外FX業者」もあるんですよね。
資産の安全性を確保するなら、間違いなく信託保全アリの業者を選ぶのがベストでしょう。

当サイトで取り扱っている業者は、だいたい半分くらいが信託保全を採用している優良業者です。

また信託保全ではありませんが、一定額を保障してくれる業者もあります。
こちらも登録している金融庁で定められている義務によるものなので、信託保全と同レベルで信頼できる制度です。

【当サイトで信託保全・補償制度のある海外FX業者】

XM 全額信託保全
FBS 全額信託保全
LANDFX 5万ユーロ(約650万円)までの補償
iFOREX 2万ユーロ(約260万円)までの信託保全
TradersTrust 2万ユーロ(約260万円)までの信託保全
Axiory 入金額全額の信託保全
(利益分は信託保全の対象外)

見ての通り、海外FXだと口座残高ベースでの全額保証ではなくて、一部信託保全のみのところも多いです。

それでも約260万円~約600万円と、一般のトレーダーなら十分な金額ではないでしょうか。
こまめに出金して常に信託保全が適用される金額まで残高を減らしておく、という方法がオススメです。

分別管理の旨と分別管理先を公表しているところを選ぶ

もし信託保全していない海外FX業者を選ぶなら、どうしても資産の安全性には多少なりとも目をつぶる必要があります。

ただ一口に分別管理といっても、「信頼できる分別管理」と「信頼できない分別管理」に分けることが可能です。
最低限「信頼できる分別管理をしている業者」を選ぶべきでしょう。

見分け方はカンタンで、たった2つのことに注目するだけ。

分別管理でも信頼できる業者の見分け方
  1. 公式HPで分別管理していることを明言している
  2. 分別管理先の銀行名を公開している

まず公式HPで「私たちは分別管理しています」と明言しているのは絶対条件です。
中には分別管理すらしておらず、完全に運営資金と顧客資産を1つの口座で管理しているところもあるくらいですから。

分別管理していることを明言していても、肝心の分別管理先「銀行名」も公開しているかチェックしてください。

分別管理という顧客にとって不安な管理方法をしている以上、せめて預け先がどこなのか述べるくらいは当然の配慮だと私は思っています。
そこを明言せず「大手国際銀行」みたいにぼかしているところは、あまり信用できません。

 

信頼できる例として1つ挙げるなら、私もスキャルピングのメインとして利用しているTitanFXですね。

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この画像はTitanFXの公式HPから引用したものですが、上で述べた条件2つを満たしているのがわかるでしょうか?

  • 信託保全がないことを認めた上で分別管理を明言
  • 分別管理先も「National Australia Bank(NAB銀行)のClient Trust Account」と明言

同じ分別管理をしているところでも、この記述があるかどうかで信頼感も変わってきます。
口座開設して実際に取引する前に、公式HPはチェックしておいたほうが良いでしょう。

業者の運営歴もチェックしよう!長ければ長いほど良い!

分別管理だけの業者でも、より安心するために「業者が何年間運営を続けているか?」をチェックするのもオススメ。

運営歴は「業者が築き上げてきた実績」ということができます。
長く運営していれば運営しているほど、堅実かつ誠実な運営を続けてきた証拠です。

顧客に詐欺・出金拒否をおこなうような悪徳業者は、だいたいすぐに消えていきますからね。
管理人も何度も1年足らずで消えていった業者を見てきました。

つまり運営歴が長いほど、倒産する可能性も低いですし、きちんと分別管理している可能性が高いんです。

当サイトで紹介している海外FX業者の運営歴
「運営歴が短い=悪い」ではない

誤解しないでほしいのは、決して「運営歴が短い=悪い」ということ。

あくまでも1つの傾向・基準です。
運営歴が短くても誠実な運営を続けているところもあります。

ただ運営歴が短すぎると、その業者の信頼性を判断するのが難しいという話です。

海外FXでも安心して取引できる!大切なのは業者選び!

海外FXのほとんどに信託保全がないのは大きなデメリットです。
しかし一概に「海外FX業者では安心して取引できない」となるわけじゃないんですよね。

中には国内FXと同じように信託保全のある業者や、一定額を保障してくれる業者もあります。

結局のところ、安全に取引できるかどうかは自分の業者選び次第。
海外FX業者のほとんどが分別管理のみだからといって、きちんと業者を判断できる知識があれば問題ありません。

「いやいや、自分が使おうと思っている業者は大丈夫」とタカをくくっている方もいるでしょうが、アルパリUKですら破綻しています。
どこの業者であろうと100%安全とは言い切れないでしょう。

今回紹介した基準を参考にして、自分の資産の安全性を守れる海外FX業者選びを心がけてくださいね。

 

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